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ESGとは?ESGの意味とESGを推進している企業を紹介

ESG 取り組み

 

 みなさんは、ESGという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。ここ最近、SDGsやDXなど、様々な言葉が飛び交っていますが、ESGは意外と聞き馴染みのない方が多いのではないでしょうか。しかし、ESGは、CSRやSDGsと同様、企業が取り組み始めている活動の1つです。そこで本記事では、ESGとは一体どんな活動なのか・SDGsとの違いや具体例と共に、ESGを推進している企業など、ESGについて詳しくご紹介していきます。

ESG とは

ESGとは?

 ESGとは、Environment(環境)Social(社会)Governance(ガバナンス)の頭文字を組み合わせてつくられた言葉です。2006年に、当時の国連事務総長であるコフィー・アナン氏が発表した「責任投資原則(PRI)」において、投資判断の新たな観点として紹介された言葉です。現在、世界では人権問題や気候変動問題など、多くの社会課題が顕在化しています。そんな中で、企業が長期的な成長のため取り組む際に取り入れるべき視点として挙げられているのが、ESG、環境・社会・ガバナンスの3つです。

 ESG投資と呼ばれる、ESGに配慮した企業に対して投資を行う傾向も世界的に広まってきており、2018年における世界のESG投資額の約3分の1を占めています。逆に言えば、ESGの観点で配慮不足の企業は、投資家目線ではリスクのある企業とみなされてしまうのです。また、ESG投資に続き、経営側からの視点ではESG経営という言葉もあり、ESGにしっかりと配慮し戦略的に経営を行うことで企業にとって発生する様々なメリットを享受しながら成長するという経営方針も広がってきています。ESGを戦略的に行うことで、投資家からの信頼獲得だけでなく、従業員の意識改革や新たな視点や手法の取り入れ、それによる新しいビジネスチャンスの発生など、企業にとって取り組むメリットは多く存在するのです。

 ESGのそれぞれの具体的な活動については後ほどご紹介しますが、ESGは今後企業の基盤を強化するにあたって非常に重要で必要不可欠な取り組みとなってきています。

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ESGとSDGsとの違い

 では、ESGと似たような言葉としてSGDsやCSRが存在しますが、これらとはどのような違いがあるのでしょうか。まずSDGsですが、SDGsとESGはどちらも国連で生まれた言葉です。SDGsは、「Sustainable Development Goals」の略で持続可能な開発目標と呼ばれています。持続可能でより良い社会を目指すために定められた17の目標と169のターゲットから構成されており、国連や政府が主体となって、すべての人が取り組む活動です。一方で、ESGは企業が主体となり、企業の価値を向上させるための取り組み。つまり、ESGとSGDsでは、環境や社会、ガバナンスなど、取り組む対象は被っている部分はあるとはいえ、目的とするところや主体となる組織が異なります。SDGsは国連の加盟国が採択した目標で、ESGは民間企業を経営する中で企業が取り組む目標となります。

ESG 意味

ESGにおける具体的な活動例

 ここまで、ESGがどのようなものなのか、またSDGsとの違いをご紹介しました。以下では、ESGの具体的な活動例をそれぞれご紹介します。

E (Environment):地球温暖化対策

 まずはEのEnvironment、環境です。具体的には、地球温暖化対策として、二酸化炭素排出量の削減や再生エネルギーの使用に務める活動などが含まれます。もちろん活動の仕方は業界によって異なり、例えば不動産であれば、環境に配慮した住宅づくりや、自宅の周辺の環境も考えた地域の環境改善などがESGの活動として挙げられます。

 その他にも、メーカーの花王株式会社ではESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を掲げています。環境配慮に製品に使われているボトルのプラスチックを、すべて再生プラスチックに変更するなど、よりすこやかな地球のために製品開発や改良の際に様々な取り組みを行っています。

S (Social):地域貢献活動

 続いて、SのSocial、社会についてです。社会に取り組む、と聞くとイメージが湧きづらいかもしれませんが、具体的には地域貢献活動などを指します。GRIスタンダードによると、S、社会の要素は、労働者に関する雇用や労使関係・サプライチェーンなどの人権リスク・製品責任などの消費者課題・地域社会との関わり・公正な事業慣行やコンプライアンスの5つから成るとされています。これらの要素を具体的な活動に落とし込むと、企業として労働条件の透明化や重役の女性や外国人比率の上昇、地域活性化のための支援などが挙げられます。

G (Governance):情報開示

 ESGの最後の要素であるGのGovernance、ガバナンスは、情報開示や法令遵守などを指しており、これらを行うことによるステークホールダーからの信頼獲得などを目指します。企業にとって、透明性や公正な経営は非常に重要なポイントとなります。具体的には、第三者視点での監視体制の構築や、内部の統制の強化・構築などが挙げられます。

 このように、ESGではそれぞれの観点から企業では様々な活動が行われており、ESGを意識した企業経営や投資が浸透してきているのです。

ESGを推進しているKdan Mobileの活動について

 

 最後に、実際にESGを推進しているKdan Mobileが行っている活動をご紹介します。以下でご紹介する3つは、ESGのE、S、つまり環境と社会に対する取り組みです。

1. ペーパーレスによる森林保護活動

ペーパーレス

 まず1つ目の活動として、環境に配慮した企業活動を目指すために、ペーパーレスを促進し、森林保護活動を行っています。Kdan Mobileが提供しているDottedSignは、「モバイルでも、PCでも いつでも契約締結」というスローガンを基に、場所やデバイスを問わず契約作業を行うことができる電子サインサービスです。従来紙媒体で行っていた契約作業を電子化し、ペーパーレスにすることで、より早く安全な締結が行えるだけでなく、紙をつくる際に伐採される森林の保護も行っています。DottedSignでの契約は増え続けると同時に紙を節約し、森林の保護に繋がる。DottedSignの公式ホームページでは、森林保護の活動が見える化できるよう、DottedSignで署名された累積文書の数をリアルタイムで更新しています。

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2. Kdan Cloudに共有資料を保存

 電子サインサービスによる森林保護に加えて、Kdan Cloudの活用もペーパーレス化を促進し、環境への配慮を示しています。具体的には社内で使用する資料や書類などをKdan Cloudに保存することでそれぞれが自分のデバイスから確認できるようにし、印刷する必要がない環境づくりです。Kdan Cloudは、Kdan Mobileが提供する無料クラウドストレージサービスで、PDFやMicrosoft Officeドキュメントなどのファイルのオンラインでの閲覧や管理、他の人と共有が可能なツールです。これらを顧客に提供し、ペーパーレス化を促進すると共に、社内でも活用しています。

■Kdan Cloudの詳細はこちら

3. フレックス勤務の導入

Kdan Mobileはフレックス制を導入しており、社員一人ひとりに合わせた働き方を選択することができます。申請方法も簡単で、社内で使っている人事システムに入力をするだけで勤務時間を決めることが可能です。在宅勤務を組み合わせたり、平日に予定がある場合は、週末に勤務をずらすこともできるので、働く人々のワークライフバランスを大切にしています。

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まとめ

 いかがでしたか?今回は、ESGとは一体どんな活動なのか・SDGsとの違いや具体例と共に、ESGを推進している企業、Kdan Mobileと、その活動内容についてご紹介しました。これまで以上に、世界全体で環境問題や社会問題、人権問題など、多くの課題が顕著になり、それらに対する対策や取り組みにも注目が集まっている現在。そんな今だからこそ、企業としてESGに取り組むことの重要性は非常に高いです。みなさんもぜひ注目してみてくださいね。

 

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