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【森林保護】企業が今できることとは?森林保護に対する事例紹介

森林保護

 

 近年、経済のグローバル化や消費者の意識の変化などから、企業の社会的責任(CSR)への関心が高まっていることはご存知でしょうか。ここ数年でSDGsという言葉をよく耳にするようになったのもまさにその傾向と関係しており、企業は、社会と環境に対しよりサステナブル(持続可能)な組織を構築することが求められています。このようなCSR活動の一環で、環境保全として森林保護(森林の保全や整備)に取り組む企業も出てきています。そこで本記事では、森林保護の目的や森林破壊の現状、森林破壊がもたらす影響、森林保護のために出来ることなどをご紹介していきます。

そもそも森林保護の目的は?

 森林保護の目的は、焼畑農業や森林伐採などが原因で起きている環境破壊を食い止めることです。後ほど解説していきますが、森林破壊が進むことで、様々な問題が発生します。しかし、世界的な人口の増加に伴う土地開発や違法伐採、焼畑農業や森林火災、さらには私たちが普段利用している燃料摂取など、多くの原因により森林は破壊され続けています。そのため、地域や国によって異なるものの、世界における森林面積は毎年約330万ヘクタールのペースで減少しているのです。日本は、国土の約7割が森林である森林大国で、森林面積の増減で見ると日本国内では大幅な減少は見られていないのが現状です。しかし、多くの木材を輸入しているため、現在世界的にも問題視されている森林破壊は、日本にとっても他人事ではありません。日本を含む世界中で、今後の環境と共に我々の生活を守るためには、森林保護活動は非常に重要になってきます。

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森林破壊がもたらす影響

 先ほど森林破壊が進むことで様々な問題が発生するとお伝えしましたが、実際にどのような影響があるのでしょうか。下記では、気候変動・生態系の破壊、社会問題の発生という3つの影響について具体的に紹介しています。それぞれどのような原理で影響が発生するのか、詳しく見ていきましょう。

環境問題

1. 森林破壊で気候変動がおきる

 1つ目は気候変動です。気候変動とは、気温や湿度、降水量などの気候の構成要素が変化することを指します。皆さんもよく耳にする地球温暖化は、まさに気候変動が起きている結果で、森林伐採による二酸化炭素の増加が原因です。樹木は、光合成を行うことで炭素を樹木内に蓄積し、二酸化炭素を吸収します。さらに、落ち葉などの蓄積有機物はしばらくの間炭素を地表に貯めておく働きをしており、その間は二酸化炭素の放出が緩やかになります。つまり、森林が大気への二酸化炭素の放出を抑えてくれているのです。そのため、森林破壊が進むとこの働きをしてくれるものが減少し、気候変動が起きてしまうのです。

2. 森林破壊で生態系が破壊される

 森林破壊により発生する2つ目の影響は、生態系の破壊です。森林は、生物多様性の保全という重要な役割を担っています。森林に存在する草花や樹林の蜜や実を餌として生存している生物は多く、森林では動植物が互いに複雑な関係を築いて成り立っています。そのため、森林伐採や火災などで森林が破壊されると、そこに住む動物や昆虫は食べるものがなくなり、住む場所を変えたり枯れてしまったりすることになります。よって、生態系を維持できなくなってしまうのです。花粉や種を飛ばして別の場所に子孫を残すことができる植物などは生き残ることも可能ですが、そうでない植物や動物は、森林が破壊されることで子孫を残すことが難しくなります。替わりとなる新たな環境を見つけられなかった場合は、個体数の減少に繋がります。このようにして、絶滅危惧種が生まれ、絶滅の危機に瀕してしまう可能性もあるのです。

3. 森林破壊が別の社会問題を発生させる

 気候変動や生態系の破壊という環境問題に加えて、森林破壊は別の社会問題の発生にも影響を及ぼします。実は現代では、世界の人口の約4分の1に相当する16億人が森林を生活の糧として暮らしており、森林に依存しています。そのため、森林破壊が進むことでそのような人々の貧困を助長してしまうことになります。さらに、それを発端として強制労働や児童労働、森林資源を巡った紛争の勃発など、様々な社会問題を引き起こす可能性を秘めているのです。世界中で多くの森林が使用され、必要とされているからこそ、森林破壊による森林の現象は、多くの社会問題を発生させてしまいます。

森林保護をするためにできること

 では、森林を保護するために私たちができることは一体何なのでしょうか。森林保護というと、規模が大きく難しいように聞こえますが、私たち個人でもできる小さなことの積み重ねが、世界全体の森林保護に繋がります。

ペーパーレス

 私たちでもできる森林保護の活動の1つに、ペーパーレスへの取り組みがあります。最近では様々なところで実践されており、ペーパーレスは手がつけやすい取り組みかもしれません。例えば、紙コップやコピー用紙の使用量を減らすことも、ペーパーレスの1つです。コピー用紙の代わりにデジタルを活用し、PDFで書類のやりとりを行ったり、できるだけ水筒を持ち歩いたりと、意識してできることは様々です。その他にも、できるだけ再生紙を積極的に利用することで新たな紙の消費を少なくすることも可能です。少しの意識でも、意外とペーパーレスは実現可能なため、皆さんも一度普段の生活の中で意識してみると良いかもしれません。

森林 汚染

SDGsに配慮した企業の製品を選ぶ

 また、SDGsに配慮した企業の製品を積極的、優先的に選ぶことも森林保護への第一歩です。冒頭でも記載した通り、ここ数年でSDGsの重要さが再度見直されています。そのため、企業にもサステナブルな環境を構築することが求められており、多くの企業がSDGsに配慮した製品やサービスを展開しています。資源のサイクルを遅らせるために、長く使える製品が作られていたり、リサイクルやリユースシステムを取り入れている企業も多く存在します。こういった企業の取り組みを個人が理解、認識し、配慮している企業の製品を積極的に選ぶことで、環境への負担が減り、且つその他の企業に対しても配慮の促進に繋がります。

Kdan Mobileの活動は森林保護につながっています

 ここまで、森林保護の目的や森林破壊の現状と森林破壊がもたらす影響、そして私たちにもできる森林保護の活動についてご紹介してきました。そこで最後は、実際に森林保護へ繋がる活動を行っている企業の事例として、Kdan Mobileについてご紹介します。

Kdan Mobile

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 Kdan Mobileは、台湾のSaaSのグローバル企業で、モバイルに特化したドキュメントソリューションとクリエイティブソリューションを提供している企業です。様々なサービスを提供中で、そのそれぞれのサービスにおいてすでに多くのユーザーを抱えていますが、今回は注目するのは、その中でも森林保護へ直結しているサービスであるDottedSignです。

 DottedSignはクラウドベースで契約業務を行うことができる電子署名サービスです。これまで紙媒体で行われていた様々な契約の締結や管理を自動化し、すべてペーパーレスで行うことが可能です。そのため、場所やデバイスにとらわれずに契約作業を完結させることができ、無駄な時間やプロセスの削減により、業務の効率化を実現してくれるツールとなっています。まさに先ほど森林保護のためにできることでご紹介した、ペーパーレスを促進するツールであり、DottedSignの利用率が高まれば高まるほど紙の節約へと繋がっているのです。実際に、DottedSignのホームページでは、DottedSignを通して締結された契約の数を数えており、森林保護の活動を見える化しています。

■DottedSignを詳しく見てみる

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森林保護:まとめ

 いかがでしたか?今回は、森林保護の目的や森林破壊の現状、森林破壊がもたらす影響、森林保護のために出来ること、そして最後にKdan MobileとDottedSignについてご紹介しました。世界中で問題になっている森林破壊を少しでも食い止めるために、私たちにもできる森林保護活動を再度見直し、それぞれが実践していくことが非常に重要となります。皆さんも、できることから行ってみてください。

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