Kdan Mobile公式ブログ

SaaSとは?基本知識と導入のメリットを中学生でもわかるように解説

SaaSとは

 

ここ数年、IT業界において頻繁に耳にするようになった「SaaS」。言葉自体は聞いたことがあるけど、その詳細を具体的に知っている方は意外と少なく、結局SaaSって何なの?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。本記事では、SaaSの基本知識や特徴、SaaSを導入するメリットなどについて、詳しく説明していきます。

そもそもSaaSとは?読み方から徹底解説

そもそも、SaaSとは何を指しているのかというと、「Software as a Service」の頭文字を取った略語のことです。「サービスとしてのソフトウェア」という意味を持ち、読み方は「サース」です。具体的には、ベンダーが提供しているクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネットを経由し、ユーザーが利用できるサービスのことを指します。従来からインターネット経由でのソフトウェアサービスの提供は行われてきており、オンラインゲームサービスや有料電子メールはそれらに該当しますが、クラウドコンピューティングの普及をきっかけに、クラウド上で提供されるソフトウェアをSaaSと呼ぶようになりました。

SaaSとPaaSとIaaSの違いを分かりやすく解説

SaaSと同時に耳にする機会が多いPaaSとIaaSですが、3つの違いや詳細についてはなかなか知らない方も多いのではないでしょうか。下記にて、SaaS、PaaS、IaaSのそれぞれのサービスについても説明していきます。

SaaS 意味

1. PaaSとは?分かりやすく解説

PaaSは「Platform as a Service」の頭文字を取った略語で、「パース」と読みます。アプリケーションソフトが稼働するためのプラットフォームである、ネットワークやサーバーシステム、OSやミドルウェアなどを、インターネットを経由して利用できるサービスを指しています。SaaSの考え方を更に深化させたもので、主に企業などのユーザーがプラットフォーム上にサービスを開発するものです。代表例として、Amazon Web Services(AWS)やGoogle App Engine、Microsoft Azureなどが挙げられます。

2. IaaSとは?分かりやすく解説

IaaSは「Infrastructure as a Service」の頭文字を取った略語で「イァース」と読みます。情報システムの稼動に必要なインフラとなる、仮想サーバーやネットワークを、インターネットを経由して利用できるサービスを指します。Google Compute Engine や Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) がIaaSの代表例として挙げられます。

上記2つとSaaSとの違いは、一言で表すと提供している範囲(サービス)です。SaaSが実際に利用可能なソフトウェアを提供するのに対して、PaaSはOSやミドルウェアまで、そしてIaaSはネットワークなどのインフラ部分のみを提供しているということになります。同時に聞くことが多い3つのワードですが、違いを覚えておくと役立つかもしれません。

3. SaaSの特徴とは?

SaaS、PaaS、IaaSのそれぞれの概要や違いがわかったところで、SaaSの特徴を深掘りしていきます。SaaSの特徴は、大きく分けて3つあります。

インターネットを通してどこからでもアクセス

1つ目の大きな特徴は、インターネットを通してどこからでもアクセスが可能な点です。インターネットにアクセス出来る環境さえあれば利用できるサービスの為、マルチデバイスによる利用も可能で、端末を制限せずにアクセスをすることが出来ます。インターネット環境があることのみが利用条件で、時間や場所を問わず利用できる為、現在広がっているリモートワークにも大きな影響を与えています。ワーケーションやホテルでの作業の際にも便利ですよね。

複数人で共有可能

2つ目の特徴は、複数人で共有が可能な点です。ドキュメントの編集機能やストレージ機能が加わっているサービスの為、複数人で同じドキュメントを編集することも可能です。また、1人のユーザーが行った編集が他のユーザーのデータに即反映されます。複数人で同時に編集・共有が可能になっていることで、プロジェクトの認識齟齬も防げると同時に、作業をスピーディに進めることが出来るようになりました。こちらも、リモートワークに向いている特徴の1つです。

IT SaaS

使用した分だけ費用が発生

もう1つ、SaaSにおいて特徴的な点は、料金形態です。完全無料のサービスもありますが、多くの場合は利用料を払って使用します。もちろん、サービスにより料金形態は様々ですが、SaaSのサービスの多くは、従量課金制と呼ばれる使用した量に応じて料金を支払う形態を取っています。従量課金制の中にも、シンプルに利用した量に応じて金額が発生する使用量課金と、成果が発生した際に金額が発生する成果報酬制、そして顧客企業に付与したアカウントの数に応じて単価が上がるユーザー課金制などがあります。いずれも、利用状況に応じて費用が発生する為、無駄なコストがかからず、収益の最大化に繋げやすいという特徴があります。

SaaSの最大の強みと言える点は上記3つで、どちらもクラウドを経由してサービスが提供されるからこそ実現可能になった、従来のソフトウェアとは大きく異なる特徴です。

⭐ 合わせて読みたい
 【おすすめクラウドサービスとは?】おすすめクラウドも紹介:詳しくはこちら

SaaSのメリットとは?

では、実際にSaaSを導入するメリットとは何なのでしょうか。以下で、SaaSの導入によって生じるメリットを3つ説明していきます。

導入が簡単

1つ目のメリットは、導入が簡単な点です。SaaSでは、クラウドサーバーのソフトウェアを利用するため、ソフトウェアの開発やインストールが不要です。ユーザーIDやパスワードを用いて、サービスにログインすれば利用できるのです。非常にスピーディで簡単に導入することが出来ます。

低コストで始められる

前述した通りソフトウェアの開発が不要なので、開発費も抑えられる上に、時間も短時間で導入可能な為、コストも低コストに抑えられます。また、特徴としてもご紹介した通り、SaaSの多くは、使用した分だけ料金を支払う方式だったり、月額制で費用を支払う方式を取っています。無駄な費用がかからず、低コストで始められるのもメリットの1つと言えるでしょう。

利用者の運営の負担を軽減

低コストで簡単に導入出来る点に加えて、導入後の運営負担が少ないのもメリットの1つです。SaaSでは、企業がセキュリティレベルを確保するために行うセキュリティ対策や、最新版へのアップデートはサービスを提供するベンダーが行います。つまり、ソフトウェアの管理が要らない為、導入後の運用や管理にかかる運営側の負担を軽減することが出来ます。

SaaSサービスを提供する「Kdan Mobile 」

さて、これまでSaaSについて解説してきましたが、実際にSaaSサービスを提供している企業について具体的にご紹介していきます。今回ご紹介するのは、「Kdan Mobile」です。

Kdan Mobile

Kdan Mobile について

「ビジネスに、創造性を」というキャッチコピーと共に、仕事効率化のアプリを提供しているKdan Mobile。2009年に創業し、ビジネスとクリエイティブ制作の場において、生産性と創造性を高めることに注力し、オンラインサービスとモバイルソフトウェアアプリケーションの開発を続けています。Kdan Mobileは台湾に本社を置き、中国、米国、そして日本にも展開しています。様々なソリューションを提供しており、既に世界で2億人以上のユーザーが使用している、勢いのある企業です。また、Silicon Reviewが贈る2018年ベストソフトウェア企業10選に選出されており、注目が高まっています。Creativity 365、Document 365、DottedSignなどのサービスをメインで提供中で、Kdan会員は1000万人にも登ります。

◼︎Kdan Mobileについて

Kdan Mobile のSaaSサービス「KdanCloud」

Kdan Cloud

そんなKdan MobileのSaaSサービスの「KdanCloud」は、上記でご紹介したCreativity 365やDocument 365を提供している無料クラウドストレージサービスです。PDFやMicrosoft Officeドキュメントなどのファイルをオンラインで閲覧・管理出来たり、それらを他の人と共有したりすることが出来ます。ユーザーは、パスワードやアクセス権限を設定してプライバシーを保護することが可能な為、安全なクラウドストレージで作業することが出来ます。KdanCloudによりいつでもどこでもモバイルワークが実現可能なのです。

◼︎KdanCloud

⭐ 合わせて読みたい 
DXとはわかりやすく解説!デジタルトランスフォーメーションツール3選:詳しくはこちら

SaaS:まとめ

いかがでしたか?今回は、最近IT業界においてよく耳にするSaaSについて、基本情報やPaaS、IaaSとの違い、SaaSの特徴や導入するメリット、そして最後にSaaSサービスを提供しているKdanCloudについて解説・紹介してきました。これまで、SaaSの詳細についてはよくわからなかった方や興味がなかった方にとっても、この記事が知るきっかけとなっていれば幸いです。

カテゴリー