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【看護 × ICT化】看護のICT化を進めるツール・サービスをご紹介!

看護 ICT

 

ICT化という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?現在、様々な業界で注目されているICT化。ICTとは、「Information and CommunicationTechnology」の略称で、日本語では「情報通信技術」のことを指します。つまりICT化とは、情報通信技術を活用するした取り組みや、それによって様々な業界でより作業を便利に、効率的にすることです。

そんなICT化ですが、看護業界でも必要とされています。そこで本記事では、看護のICT化についてご紹介します。看護ICTとは一体何なのか、なぜ今必要とされているのか、そして看護業界におけるICT化のメリット(期待できること)などについて記載します。

看護 × ICT

看護×ICTとは?

そもそもICTとは、先程も記載した通り「情報通信技術」のことです。つまり看護ICTとは、看護業界や看護の現場で情報通信技術を活用すること。普段看護師の方が行なっている業務に情報通信技術を用いて代行したり、手間を省くことが看護ICTの役割です。具体的には、電子カルテの発行や電子処方箋を活用したり、従来電話で行なっていた予約をWEB予約システムに変えるなど、様々な方法が存在します。

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なぜ今日本の看護業界でICT化が必要なのか?

看護業界でICT化が必要な理由は、人材不足です。総務省統計局によると、総人口が減少傾向にある中で、65歳以上の高齢者は増加しています。看護が必要な高齢者が増加する一方で総人口は減少しているとなると、看護を行う人材は不足し、需要と供給のバランスが取れなくなってしまうのです。人口減少に伴い、働き手の母数そのものが少なくなっているため、人材不足を解消する手段として、人材を増やすことだけでなく、生産性の向上も視野に入れる必要があります。そこで必要とされているのがICT化というわけです。また、ICT化を取り入れることにより、遠方の患者にも対応できる可能性が広がり、より人材が足りていない箇所に手を回すことができるようになります。

また、人材不足だけでなく、昨今世界を震撼させているコロナウイルス感染拡大の防止としても、看護業界のICT化の需要は高まりました。できる限り直接看護師と患者が接触することなく診療を進めるためにも、ICT化が推進されています。今回に限らず、今後感染性のウイルスが発生した場合でも、ICT化が進んでいることで対処できる幅が広がるのです。

看護現場のICT化により期待されること3選!

このように、時代背景と共に必要とされている看護現場におけるICT化。では、実際に看護現場のICT化によりどんなことが期待されるのでしょうか。以下では、3つご紹介します。

・業務の効率化

まず1つ目は業務の効率化です。先ほど少しご紹介したWEB予約システムは良い事例の1つです。従来手作業で行なっていた業務をICTを用いて電子化することで、看護師の手間が省けます。同時に、WEB予約は、患者側にとってもわざわざ電話をかける手間が省けるため、双方にとってメリットがありますよね。さらに、バーコードや電子タグで医薬品や患者情報の管理ができるようになったり、電子カルテによってエラーチェックや管理が楽になったりと、様々なことが期待できます。このように、小さな作業でもICT化を積み重ねることで、業務の効率化に繋がるのです。

・データ活用による看護の質の向上

続いては、データ活用による質の向上です。ICT化が進むと、従来よりも治療や臨床試験などのデータ収集・分析がしやすくなります。最新の医学情報を入手することができるため、看護の質の向上にも繋がるのです。患者側にとっても、最新の医学情報入手は病気の理解を手助けしてくれるものであり、そのメリットは看護する側だけに留まりません。さらに、VRなどの技術が発展したことによってD画像をもとにした手術のシミュレーションなども可能になってきているため、情報共有を行いながら手術を進めることもできます。一見医師にしか関係がないように思えますがこういった情報共有ができることで、看護師も理解を深めることができて、看護の質の向上へと繋がる可能性があります。

・他職種との情報の連携

そして最後は、他職種との情報連携です。ICT化が進むと病院以外でも地域の医療機関や各関係施設同士で、様々な情報を共有できるようになります。その良い事例が、患者の診療情報や医薬品情報などを共有することができる、地域連携クリニカルパスです。地域連携クリニカルパスとは、良質な医療を効率的、かつ安全、適正に提供するための手段として開発された診療計画表のこと。診療にあたる複数の医療機関が、役割分担を含め、あらかじめ診療内容を患者に提示・説明することになっており、患者がより安心して診療を受けられるようになっています。「急性期病院から回復期病院を経て早期に自宅に帰れるような診療計画を作成し、治療を受ける全ての医療機関で共有して用いるもの」とされており、まさにICT化が進んだ結果として様々な医療機関、職種が情報連携を取れるようになった事例と言えるでしょう。

ICT 期待

ICT 看護におすすめツール3選

このように、看護の現場でも需要が高まってきているICT化。そこで最後に、ICT看護にオススメのツールを3つご紹介します。

・クラウドサービス「Kdan Cloud

Kdan Cloud

1つ目は、Kdan Cloudです。Kdan Cloudとは、Kdan Mobileが提供する無料クラウドストレージサービスです。PDFやMicrosoft Officeドキュメントなどのファイルをオンラインで閲覧・管理出来たり、それらを他の人と共有したりすることができます。Silicon Reviewが贈る2018年ベストソフトウェア企業10選にも選出されている実績があり、ユーザーは、パスワードやアクセス権限を設定してプライバシーを保護することが可能になっています。そのため、安全なクラウドストレージで作業することが可能です。KdanCloudを活用することで、医療機関同士のスムーズな連携にも繋がるかもしれません。まさに「期待できること」の部分でご紹介した、連携に役立つツールです。

・PDF編集ツール「PDF Reader

PDF Reader

続いてご紹介するツールは、PDF Readerです。PDF Readeは、一言で表すとPDF編集ツールです。ドキュメント編集・管理の生産性を向上させるツールで、PDFファイルの直接編集、テキストの編集、画像の変更などを行うことができます。PDFにテキストや手書きのコメントを追加したり、ハイライトや注釈などで文章を強調したり、オーディオブックのように音声を読み上げたり…。搭載されている様々な機能を活用することで、多くの使い方が可能です。また、豊富な種類の文書機能をサポートしており、PDFをWord、Excel、PowerPoint形式に変換することもできます。その他にも、PDFをパスワードで保護し、編集を制限することで、改ざんを防止することも可能となっており、バージョンによっては、モバイル端末での編集もできます。医療業界においても、カルテを電子化し、PDFに変換して保存・管理し、他の機関や医師への共有を行うなど、書類管理において看護ICTの推進に役立つツールと言えるでしょう。

・電子契約ツール「DottedSign(ドットサイン)

DottedSign

最後は、DottedSign。DottedSignとは、電子署名サービスです。クラウドベースで契約業務を行うことができるツールです。安全かつ迅速な手続きを行うことができるのが魅力です。時間や場所を問わずに簡単に締結作業を進めることができるため、移動が多い人にとっても使いやすいツールとなっており、すでに様々な企業で採用されています。従来の契約書への署名プロセスを自動化することで、業務の効率化・プロセスの簡易化を実現することができます。医療機関では、医師、看護師、患者や家族の間で日々様々な契約が取り交わされています。DottedSignを活用することで、そういった手続きがより短く、効率的にできるようになるのです。

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まとめ

いかがでしたか?今回は、看護ICTとは一体何なのか、なぜ今必要とされているのか、そして看護業界におけるICT化で期待できること、そして最後にオススメのツールを3つご紹介しました。今後も様々な業界で進んでいくであろうICT化。それぞれの業界での活用方法にも注目です。

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