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絵コンテとは?|絵コンテの意味とおすすめのツールを簡単に紹介

絵コンテ とは

 

絵コンテとは何かについて紹介します。アニメーション制作においてよく耳にする絵コンテ。アニメーション制作について関心がなくても聞いたことある人がいるのではないでしょうか。そんな、アニメ制作における専門用語である絵コンテですが改めてどんな意味なのか分からないと思います。

今回は絵コンテに関する基礎知識や、アニメ制作における専門用語の解説、最後に絵コンテを書くのにおすすめなアニメーション制作ツールをご紹介しています。アニメーション制作に興味がある方は必見です。

そもそも絵コンテの意味とは?

そもそも絵コンテとは、アニメーション制作をするときに物語やアニメーションの流れを文字と絵によって表現するドキュメントのことを言います。似たようなものには字コンテやビデオコンテなどもあります。そもそもコンテとは、語源である英語のcontinuityから来ており、日本語では連続という意味になります。アニメーションを連続して表すことから、このように使われるようになったのでは、と言われています。しかし、英語では絵コンテを表現する言葉はStoryboardと言われており日本語とは異なることも抑えておきましょう。

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絵コンテを書く目的とは?

絵コンテを書く最大の目的は「アニメーション作品の監督の考えを制作チームが具体的に目に見えるようにし、全体で共有する」ためです。
アニメーションに限らず、様々な作品で制作するメンバーがそれぞれ共通のイメージを持っている方が、作品の質が上がります。
なぜ質が上がるのかというと、作品はグループで作るものですが、作業は個別で行うからです。そのため個々が共通のイメージを持たなければ作品に統一性が無くなります。

具体的に言えば、アニメーションで監督の思い描く場所に効果音を入れることが出来る用になったり、カットする場所を秒単位で共有することが出来たりします。このように、絵コンテには、チームで効率よく働くためにも、必要と言えます。

またその他のメリットとしては、監督自身が絵コンテによって考えをより具体的に整理したり、発想を広げられたりします。頭の中だけでアイディアがあっても、細部を忘れてしまったり、演出や流れをまとめることが出来ません。絵コンテで、客観的に眺めることは、誰かにイメージを見せて意見が聞けたりと、より良いものにすることが出来ます。

絵コンテ

絵コンテでわかるアニメの情報とは?

絵コンテには、絵の情報が分かるのは当たり前ですが、その他にはどのような情報が記載されているのでしょうか。絵コンテでわかるアニメの情報とアニメーション制作における専門用語について解説していきます。

動きの説明

アニメのキャラクターやカメラワークについて文字で解説します。動きは、カット画面でも説明できるので絵の補助として使いましょう。

カットの画面

カットと言う、そのシーンを絵にした物のことを言います。アニメーションの絵の原案といったところになります。カットの画面は、凝りすぎず分かりやすく描きましょう。

カットナンバー

アニメーションのカットが何番目か伝えるための通しの番号のことを言います。

セリフ

アニメーションに登場するキャラクターのセリフです。

音楽や効果音

音についても、指示が書かれています。音が入るタイミングやどのような音を入れるかを描きます。特に効果音では、イメージに合わせるためにも、より詳しく書く必要があります。

カットの長さ

カットのシーンの長さが書かれています。秒数など細かく長さを指定する必要があります。

絵コンテを書くのに必要なものとは?

絵コンテをを書くのには、主に鉛筆、絵コンテ用紙、ストップウォッチが必要です。絵コンテ用の用紙とは、四角の枠が書かれた用紙のことを言います。
4コマ漫画の枠をイメージすると分かりやすいと思います。Amazonなどでも売っていますが、インターネットで絵コンテを調べるとテンプレートが出てきます。
そういったテンプレートを印刷して使う方も慰安す。このような絵コンテ用紙に鉛筆で書き込んでいきます。
ストップウォッチは、その動きやセリフにどれぐらいの時間が掛かるのかを測ります。スマートフォンのストップウォッチ機能でも代用して使うことが出来ます。

また長々と説明してきたが、アニメ制作ツールを使えば、紙も鉛筆も必要ありません。昔は紙と鉛筆を使っていましたが、最近ではアニメ制作ツールで絵コンテを作るのが支流となっています。

絵コンテの書き方とは

絵コンテについて目的や必要なものを解説していました。ここでは、絵コンテの書き方について、初心者でもわかるように解説していきます。これを参考に絵コンテを書いてみてはいかがでしょうか。

セリフなどの音声としての言葉を書く

絵コンテだと、絵がメインであり絵を描く必要があると思うかもしれませんが、先にアニメ全体の流れを把握するためにも、セルフやナレーションと言ったシナリオ原稿を作りましょう。
絵でも話の流れがわかると思うかもしれませんが、実はアニメよりも言葉の方が話の流れが掴みやすく、絵が先だと不自然なアニメーションになる可能性が高くなります。
多くのアニメが、配給などクライアントが存在し、クライアントがイメージするストーリーの軸を押さえるためにも、セリフやナレーションなどの音声としての言葉を最初に書きましょう。

絵コンテ 書き方

カット割りの配分を決定

音声としての言葉が書けたら、詳しいカット割りを決定します。そもそもカット割りとは、シーンとシーンの繋がりを描くことでシーンの構図を明確にするために行います。
絵コンテの1カットは、約4秒までで長くとも5,6秒にしなければいけません。なぜなら、それ以上長くすると、視聴者はアニメーションが止まって見えてしまいます。
カット割りの決め方は、まずは時間を測り、シーンを区切ります。区切ったところで区切られたシーンの演出を書き込みます。この演出は、アニメーションの肝となる絵を動かすのに重要となる工程なので、より詳しく鮮明に書くことがポイントとなります。

具体的な絵を描く

演出などが決定したら、絵コンテの肝である絵を描く工程に入ります。絵コンテは、製作スタッフが共有するものであり、分かりやすく描く必要があります。
しかし、分かりやすく描くために絵の上手さのこだわったりしないように注意してください。あくまで絵コンテは流れを確認するもので、視聴者が見るものではありません。
また、絵コンテは監督やプロデューサーなどの絵を描く技術のない人も作成することがあり、そのような絵を描くのが苦手な人は、描きたいイメージに近いものをインターネットの画像検索で探し出し、トレース
で描くことをおすすめします。

絵コンテを書くのにおすすめなアニメーション制作ツール3選

絵コンテを制作するのに、紙と鉛筆ではなく、アニメーション制作ツールが使えることを説明しましたが、どのツールが絵コンテにふさわしいのか分からない人も多いと思います。そんな人のために、おすすめのアニメーション制作ツールをご紹介します。

アニメーション制作に関する機能を全て兼ね備えているツール「Animation Desk

Animation Deskは、アニメーション制作に関する機能を全て兼ね備えています。もちろん絵コンテ作成もすることができ、その他にも、多彩なペンや筆機能、シーンごとに区切ったページの作成などをすることが出来ます。完成した絵コンテをメールで送信することもできるので、制作チームとの共有も簡単にすることが出来ます。操作も簡単なので、初心者も使うことが出来、その機能の多さから上級者にもおすすめのアニメーション制作ツールです。

公式サイト:https://www.kdanmobile.com/ja/animation-desk

絵コンテ制作に特化したフリーツール「Storyboarder

Storyboarderは、絵コンテ制作に特化したフリーツールです。絵コンテをパソコンで書くのが苦手な人にもおすすめなツールで、このツールで絵コンテ用紙を印刷し、印刷した絵コンテ用紙に鉛筆で絵をかいたら、写真で簡単に描いたものをデータにすることが出来ます。絵コンテで最も重要なセリフや演出など文字を書く大変な作業だけを、ツールで行うことが出来ます。

公式サイト:https://wonderunit.com/storyboarder/

3Dで絵コンテを製作することができるツール
「ShotPro」

ShotProは、3Dで絵コンテを製作することが出来るツールです。3Dのキャラクターや背景を配置し、カメラで撮るだけで絵コンテを完成させることができます。普通の絵コンテとは違い動画として作成することが出来ます。本当に絵を描くのが苦手な人におすすめなツールになっています。しかし、3Dキャラなのでイメージが偏ってしまたりする可能性があるので、そこがマイナスポイントです。逆に、3Dなのでとてもイメージしやすいものとなっています。

公式サイト:https://www.shotprofessional.com/

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絵コンテ:まとめ

絵コンテとは何か解説してきました。絵コンテは、アニメーション制作をするうえで、制作チームで共有するためにも必須な工程だと言えます。絵コンテをより分かりやすく制作するためにも、アニメーション制作ツールを活用することをおすすめします。また、Animation Deskは、絵コンテだけではなく、アニメーション制作の全ての工程をこれ一つで行うことが出来ます。そのため、Animation Deskが筆者の仲では、 一番おすすめのツールなので、使ってみてはいかがでしょうか。

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