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【今さら聞けない!】APIの意味や活用事例について分かりやすく解説

API 事例

 

「API」という言葉を耳にしたことがある方は、どれくらいいるでしょうか?「言葉自体は知っていても、いまいち何のことかわからない」「そもそも聞いたことない」という方も、多いのではないでしょうか。しかし、APIは利用することで様々なメリットがあり、実は多くの人が日常の中で知らない間に利用しているものでもあります。

そこで本記事では、APIの意味や活用事例、利用するメリットなど、APIについて詳しく解説していきます。

API 活用

APIとは?

そもそもAPIとは、Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)の略称です。言葉だけ聞いても、いまいちピンとこないかもしれませんが、アプリケーションとは、スマホのアプリやソフトウェアのことです。プログラミングは、プログラムを組んでコンピューターの動きを支持すること、インターフェースは、もの同士を繋げる接点(中間地点)のことを指しています。

つまり改めて、APIとは何かというと、ソフトウェアやプログラム、ウェブサービスを繋ぐインターフェースのことなのです。一言でわかりやすく表すと、「ソフトウェアの機能を共有する仕組み」を指します。アプリケーションに、別の機能を追加したり共有したりするための、仲介役を担ってくれるものがAPIなのです。ウェブAPIの場合、公に公開されているものの多くが無料で利用可能となっています。例えば、ウェブやアプリにログインする際に皆さんも一度は利用したことがあるであろうSNSログイン。実は、こういった動作にもAPIが関係しています。各SNSが、サービスに対してログイン用APIの使用を許可することで、SNSログインが実現しているのです。

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APIを利用するメリット

APIの概要がなんとなくわかってきたのではないでしょうか。そこで、以下では実際にAPIを利用することで得られるメリットを3つご紹介します。

・サービスの幅を広げることが出来る

1つ目のメリットは、サービスの幅の拡大です。APIを上手に活用することで、元々のサービスにはついていなかった様々な機能を取り入れることができるようになります。そのため、利用していない時に比べてサービスの幅を広げることができるのです。例えば、サイト内での検索や予約をイメージしてみてください。ウェブサイトにGoogle MAPやAmazonのページを表示出来たり、飛行機のチケットを購入すると同時にホテルの予約やバスのチケットも取れたりするサイトは多く存在しますよね。これらもは、それぞれ元々は別のサービスのものです。しかし色々なサービスをAPIを使って連携し、組み合わせて使うことが出来るようになっているのです。結果的に、検索や予約など様々な作業を同一ページ内で行うことができるため、サービスを提供する側の企業や組織にとっても、ユーザーにとっても非常に便利になっています。

・データを2次利用できる

2つ目に得られるメリットは、データの2次利用です。APIでは、既存の機能や情報を取得することが可能で、そのデータは自社のものだけに留まりません。どういうことか?APIが様々な機能を共有する為のものであるからこそ、他社のデータを取得することもできるのです。これは、APIならではの強みではないでしょうか。さらに、集めたデータを様々な分野で活用してもらうことで、より簡単に、各分野に特化した分析を行うことができます。細かいデータの分析によって、今後のサービスの発展やマーケティング戦略の発案、そして新しいビジネスチャンスが生まれるなど、さらなるメリットに繋がります。

・開発を効率的に行うことができる

そして最後のメリットは、開発の効率化です。先ほど記載した通り、多くの場合ウェブAPIは公開されており、他社のものを利用することも可能です。そのため、作成した機能がすでに他者によって公開されている場合は、自社で一から作成する手間を省くことができます。新たな機能を自社で作成するとなると、時間や人件費など、様々なコストがかかりますよね。しかし、公開済みのAPIを利用することで、自社開発で本来発生するコストがなくなるのです。結果として、コスト削減をしつつ効率的に開発を行うことができます。

このように、APIを利用すると様々なメリットが得られます。

API連携

API連携のしくみを解説

便利なAPIですが、API連携の仕組みは一体どのようなものなのか、気になりますよね。そこで以下では、API連携の仕組みについて解説していきます。

API連携とは、APIを活用して、ソフトウェアとソフトウェアを連携させることを指します。基本的に、ソフトウェア同士の連携のプロセスは、リクエスト(要求)とレスポンス(応答)で成り立っています。APIを提供する側が、どんなリクエストに対して、どんなレスポンスをするか決定する仕組みになっています。これらのリクエスト・レスポンスは、APIの設計段階ですでに決定されており、実装された後に利用可能となります。つまり、設計段階でサービスの利用範囲も決められているのです。そのため、最初に決められたAPIの仕様範囲外のことはできないようになっています。仮に仕様範囲外のことを行おうとした場合、エラーや不正利用、ハッキングと見なされてしまう可能性もあるため、注意が必要です。APIを利用する側は、まずリクエストとして「提供側に何をしてほしいのか」を送信します。そして提供側のレスポンスを待つだけ。このようにして特定のアプリケーションから送信されたリクエストが提供元に届き、それに対するレスポンス、つまり連携するか否かの判断を返送することで、API連携は成り立っています。

API連携が行えるKdan Mobileのサービスを紹介

API連携の仕組みをご紹介したところで、実際にAPI連携が行えるKdan Mobileのサービス「DottedSign API」をご紹介します。

DottedSign API

DottedSign

DottedSignは、Kdan Mobileが提供している電子署名サービスです。モバイルからでもPCからでも電子署名の締結作業を行うことが可能で、これまで紙媒体で行っていた契約の締結を、より早く且つ安全に完了させることができるツールです。

そんなDottedSignでもAPI連携を行っています。DottedSignでは、タスク自動化ツールとAPI連携を行うことができるようになっています。連携を行うことで、タスクと呼ばれる署名が必要なドキュメントを自動で検索したり、契約の進行状況をリアルタイムで確認出来たりと、タスク管理の幅が広がるようになっています。更に自動化ツールとスプレッドシートを連携させることも可能です。これらの連携により、必要なタスクが発生し次第、スプレッドシートに記録されるなど、API連携により様々な仕事の自動化が実現しています。元々紙媒体で行っていた署名活動を、電子化するだけでも多くの時間が削減できますが、加えてAPI連携を行うと、より効率良く仕事を進められます。そのため、ユーザーにとってはAPI連携のメリットは非常に大きいのではないでしょうか。

■DottedSign

Kdan Mobileについて

Kdan Mobile

最後に、上記でご紹介したDottedSignを提供中のKdan Mobileについても少しご紹介します。

Kdan Mobileは、台湾発のSaaS企業です。上記でご紹介したDottedSignをはじめ、その他様々なユーザの生産性・創造性の向上を目的としたモバイル特化のドキュメントソリューションとクリエイティブソリューションを提供しています。すでにアプリは世界で2億ダウンロードを超えており、延べ1,000万人以上のユーザーを抱えています。ご紹介したサービス以外にも、ドキュメント管理サービス、クラウドサービスなど、提供中のツールは多岐に渡ります。また、コロナ渦で、多くの企業で導入が進んでいるリモートワークへの移行への支援も行っており、企業活動の効率化に務めている、認知度拡大中の注目企業です。

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まとめ

いかがでしたか?本記事では、APIの概要やメリットに加え、API連携の仕組みや実際にAPI連携を行なっているツールなどをご紹介しました。今後も、様々な場面で活用されるであろうAPI。多くのサービスがより便利になるよう、縁の下の力持ちのような存在です。

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