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【クロッキーとは】クロッキーを描く際のポイントや最適なツールを紹介

クロッキーとは

 

皆さんは、クロッキーとは何かご存知ですか?絵を練習している方や、美大生などは、耳馴染みのある言葉なのではないでしょうか。一方で、普段絵を勉強していなかったり、これから始めようと思っている人にとっては、全く聞いたこともない言葉かもしれません。クロッキーとは、一言で表せば絵を描く際の訓練の1つで、今後絵を描くスキルをつけたり上達したい人にとっては、重要な作業です。

そこで本記事では、クロッキーとは具体的に何なのか、そしてクロッキーを行う理由や行う際のポイント、さらに、必要な道具やおすすめのツールなど、クロッキーについて詳細をご紹介します。

クロッキー

クロッキーとは?

そもそもクロッキーとは、冒頭で述べた通り、絵を描く際の訓練の1つで、物のかたちを捉えて、モチーフを短時間で簡潔に描くことを指します。絵を描くための基礎の練習の1つで、スポーツで言う筋トレのような地道ではあるものの非常に重要な作業です。1分〜10分程度の短時間で対象物をひらすらペンや鉛筆で形どって描きます。線や対象物が多く、情報量の多い絵を、単純なかたちに置き換えて描いていきます。クロッキーを行う際の対象物はなんでも良いですが、実際の人間を描くと良い練習になると言われています。

クロッキーを行う理由とは?

では、なぜクロッキーを行うのか。先程、スポーツでいえば筋トレのようなものと述べた通り、クロッキーを行う理由は、基礎力を上げるためです。絵を上達させたい場合、対象物の全体のかたちを捉えることから始めます。かたちが上手に捉えられないことが、絵の上達における大きな壁になりがちですが、逆にいえば、そこさえクリアしてしまえば、一気に上達が見込めるのです。同じ人物を描いていても、全体のバランスが良ければ詳細がそこまで変に感じないのに対し、パーツごとに見ると上手でも、頭が大きすぎたり、腕が短すぎるなど、全体のバランスやかたちが取れていないと、それだけで下手に見えてしまいますよね。そのため、まず最初にクロッキーを通してかたちをとらえることを学びます。

もちろん、筋トレ同様、最初は地道で繰り返しの作業になり、すぐに効果が出るものではないため、楽しさよりもしんどいと感じる方も多いかもしれません。しかし、クロッキーを根気よく行うことで、今後の絵の上達がより早くなるため、クロッキーは基礎力アップに欠かせない訓練です。

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クロッキーのポイントを3つ解説!

では、クロッキーを行う際に気をつけるべきポイントを3つご紹介します。

1. 時間を決めて短時間で描く

まず1つ目は、時間を決めて短時間で描くことです。時間は、長くても10分ほど。スマホや時計を使って、アラームをかけておくと良いでしょう。短時間でだいたいのかたちを捉える練習になるため、時間は必ず決めること。最初の方は、時間内に描きあげることができないかもしれません。しかし、とにかく手を動かすことが重要です。何度も繰り返して慣れてくると、徐々に時間内に描くことができるようになります。

2. 線の強弱を意識する

続いてのポイントは、線の強弱を意識することです。時間内にある程度描けるようになってきたら、線の強弱を意識することで、クロッキーの質を一段階あげることができます。どの部分に、よりボリュームを出すのか。どの部分に色味を感じさせるのか。たった一本の線でも、絵の印象は大きく変わります。そういった違いを意識して描くことで、一気に表現力がアップします。

3. 全体像を描く

最後のポイントは、全体像を描くことです。クロッキーで意識したいのは、あくまでかたちや全体の雰囲気です。そのため、あまり細部にこだわりすぎず、まずは大まかな全体像から描くことを心がけましょう。例えば人物を描く時は、目や口などのパーツではなく、全体のフォルムや比率などを考えて繰り返し描いてみると、良い練習になります。

クロッキー 書き方

クロッキーに必要な道具を紹介!

重要な基礎練習となるクロッキーですが、クロッキーを行うために必要な道具には何があるのでしょうか。以下では、アナログの場合とデジタルの場合をそれぞれご紹介しています。

・アナログ

まずアナログの場合は、紙とペン、そして描きたいモチーフさえあれば準備完了です。何度も記載した通り、クロッキーはあくまでモチーフの全体像やかたち、雰囲気を捉える練習です。そのため、最低限の道具さえあれば、すぐに取り組むことができます。

・デジタル

デジタルの場合も同様、道具はさほど必要ありません。必要となるのは、実際に絵を描くペンタブレットに、用紙の代わりとなる描画ソフト、そしてモチーフです。描画ソフトは数多くありますが、最初は無料で使えるもので練習してみることをおすすめします。

クロッキーの練習に最適なツールをご紹介!

最近では、絵を描くのもアナログではなくデジタル化が進んでおり、多くの人がデジタルを活用して絵を描いています。そこで以下では、クロッキーの練習におすすめなデジタルツール「Animaition Desk」をご紹介します。

「Animation Desk」

アニメーションデスク

Animation Deskは、Kdan Mobileが提供しているアニメーション制作ツールです。動画や写真を素材にしたアニメーション作成が可能で、初心者でも直感的に制作を行うことが出来るツールとなっています。そのため、絵の練習をしたい初心者でも簡単に使うことができて、クロッキーの練習には最適です。また、AndoroidやiOS、Windows 10などあらゆるデバイスで再編集やデッサン・スケッチをする事ができます。直感的に使えるため初心者でも簡単に利用可能な一方で、機能の充実性から、初心者だけでなくプロにも愛用されているアプリです。Animation Deskにある様々な機能をうまく利用することで、より効率的に、且つハイクオリティな描画やアニメーション制作を行うことができます。様々な賞の受賞歴があり、iAniMagicアニメーションコンテスト選集作品の中にも、Animation Deskで作成されたものが多数あります。

Animation Deskの機能紹介

最後に、上記でご紹介したAnimation Deskの機能を幾つかご紹介します。

・フレーム機能

まず最初にご紹介するのは、フレーム機能。アニメーションを制作する際、キーフレームと呼ばれる要所要所の重要なイラストを作成し、そのキーフレームの間の部分を埋めていく作業が発生します。この作業は、アニメーションがスムーズに動く(再生される)ようにするための作業で、Animation Deskでは、フレーム機能によってこの作業を行うことができます。フレームビューアとタイムラインを使うことで、自由にフレームの編集・追加をすることが可能です。タイムラインとは、全てのフレームのことを指しています。描画中には隠すこともできる機能となっています。さらに、フレームの複製や繰り返し、固定して編集、色別にタグ付けを行うこともできるなど、アニメーションに動きを入れる際に非常に便利な機能です。

・ブラシ機能

続いては、ブラシ機能です。ブラシ機能は、アニメーション制作を行う際や絵を描いていく際に最も重要な機能の1つです。描くものによって、太さや質感など、必要なブラシはその都度変わります。Animarion Deskでは、ブラシ機能を自分好みにカスタマイズすることが可能なため、どんな絵にも対応しやすく、イメージ通りに描くことができます。サイズの違いを含む様々な種類のブラシの先端から自分の好きなものを選んだり、テクスチャや透け感、カラーなども用途別に変更することができます。

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まとめ

いかがでしたか?本記事では、クロッキーについての詳細や行う際のポイント、そしてクロッキーを行う際におすすめのツール「Animation Desk」についてご紹介しました。今回ご紹介した機能以外にもさまざまな機能があるAnimaton Desk。詳しくしりたい方は、ぜひ公式HPを確認してみてください。また、これから絵を上達させたい方は、”絵を描く上での筋トレ”であるクロッキーを、練習に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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